印刷物には欠かせない校正とは?!

カタログ作成に限らす、印刷物の作成に「校正」はかかせません。
でも「校正ってなに?」「何をしたらいいの?」と思う人もいるのではないでしょうか。

今回は校正について、覚えておくと便利なポイントをご紹介します。

校正と校閲の違い

そもそも印刷物のチェックには「校正」「校閲」があります。
少し前に「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」というドラマがありましたが、
あのドラマで校閲という仕事を知った人も多いのではないでしょうか?

「校正」→表記の誤りを修正する
「校閲」→内容の誤りを修正する

という違いがあります。

【校正】表記の誤りとは

・誤字脱字
・表記のユレ(表記統一)

などがあります。

上記が校正で確認する内容です。

誤字脱字はもちろん、統一されていない表記は読み手に違和感を与える可能性があります。
執筆ルールもありますが、あらかじめ作成の際にどの表記で統一するかなど決めておくといいですよ。

【校閲】内容の誤りとは

・内容は正しいか
・事実に反していないか
・根拠のない説を記載していないか
・差別などにつながる内容になっていないか

をチェックします。

例えば
歴史について書いてある文章で年号と史実が違っていないか
噂話にすぎない内容を事実のように語っていないかどうか

などを確認し、お客様に誤った情報を伝えないように正しい内容を書き手に伝えます。

また、身近なところだと

「カレンダー(日付・曜日)」
「電話番号」
「メールアドレス」
「URL」
「QRコード」

があります。

どれも間違えてしまうと大きなトラブルにつながることも…。
数回の見直しや、実際にリンク先と合っているかなど確認は万全に!

おまけ【色校正】

ちなみに校正には「文字校正」と「色校正」があります。
文字校正は文字を校正することで、色校正は色を確認する事です。

カタログでは商品の色の再現性が重要です。
「カタログで見た商品を気に入って購入したのに、届いたら思っていた色と違ってた」
なんて話はよく聞きます。

お客様に満足してもらえないということは、
2度と購入してもらえない可能性も、
レビューでマイナス評価を書かれてしまうなんていう可能性もあります。

写真ではちゃんと再現されていても、印刷するとどうしても色は変わってしまいます。
そうならないように試し刷りをして実物のイメージに合わせていく工程を色校正と言います。

校正のやり方・ルールとは

校正をしている時に誤字を見つけたり、表記がおかしい箇所を見つけた時には修正指示を出します。

ここでは校正する際の記入ポイントをお伝えします。

印刷した紙に赤字で書き込む

修正指示は間違って伝わらないように「赤字で大きくわかりやすく」書きましょう。
ちなみに校正は赤いペンで書き込むので「赤字」とも言われます。

文字の上ではなく近くの余白に書く

小さなスペースや文字の上に書いてしまうと見落とす可能性があるので、
近くの余白に大きく書いておきましょう。

修正指示はカタカナで書く

絶対ではありませんが、原文と区別をつけるためにカタカナで書くと違いがわかりやすくなります。

もちろん誤字の指摘などは別ですが、校正にはいくつかの専門用語があります。
よく使われる用語をご紹介しますね。

校正用語

「トル」→ 不要な文字を削除する場合に使用
「ツメ」→ 文字を削って出来たスペースをつめること
      「トルツメ」と使われることが多く、
      「文字を削除してスペースをつめる」という指示の際に使用される
「イキ」→ 一度修正を入れた内容を取り消す場合に使用
      「もとの状態を活かす」という意味からこう言われるように
「ママ」→ 「そのまま」を指し、「イキ」と同義
      「イキ」と同じく、修正を入れた箇所の取り消し時に使用される

修正指示(赤字)はこのように入れると、戻した時に制作者もわかりやすく、
見落としや修正漏れを防ぐことが出来ます。

チェック・チェック・チェック!!

校正は社内のスタッフで「ダブルチェック」「トリプルチェック」を行うことで、
印刷後の刷り直しを防ぐことが出来ます。

もちろんデザイン会社でも校正はしますが、ご自分での細かなチェックも必要です。

校正も校閲も専門の会社があるくらい大切な作業ですし、
誤った表記でお客様の信頼をなくすなんてことも大げさな話ではありません。

最後に校正方法のコツをお伝えします。

プリントアウトして読む

画面での確認では気づかなかったミスを発見する可能性が上がります。

https://blogs.ricoh.co.jp/RISB/new_virus/post_604.html

「紙」に印刷すると間違いに気づく理由

この説は特に科学的根拠はないそうですが、個人的な意見として、
紙は自分の手で触り、見やすい角度で見ることが出来たり、
画面とは違う媒体で見ることで一度脳みそをリセットして向き合えるからかな、と思っています。

とりあえず、確かにミスを見つけやすくはなります(笑)

ペーパーレス時代と言われますが、
校正紙を出力し、赤ペン片手に1文字ずつ確認するのはおすすめの方法です。

時間をおいて読み返す

1回読んだだけでは見つけられなかった箇所が、少し時間を置くことで発見できることはよくあります。
お手洗いに行く、少し歩く、別の仕事をする、など間をあけて再チェックすることがおすすめです。

第三者に見てもらう

ダブルチェックと同様ですが、自分で作って自分で見返しても見つけられないミスは多々あります。
自分では正しく書いていると思い込んでしまうのはしょうがないことですので、
自分のチェックが終わったら、誰か別の人にも見てもらいましょう

WordやGoogleドキュメントなどの校正機能を使う

テキストソフトでよく使用される「Word」や「Googleドキュメント」には校正機能がついています。

例えば
「みさなんおんげきですか? わしたはげんきです。」
一見普通に読めてしまいませんか?

ですが、Wordに打ち込んでみると

このように間違えている箇所にチェックが入り、知らせてくれる機能です。
テキスト作成だけでなく、メールを書くときにも誤りを教えてくれるお助け機能です。

まとめ

今回は校正について基本的なことをご紹介しましたが、
テキストのチェックをする時にはぜひ参考にしてみてください。

せっかく作る会社の大切なカタログやパンフレット。
印刷後、配布後にミスが見つかって刷り直し…なんてコストもかかりますし、
何よりガッカリしますよね。

そのようなことをなくすためにも、校正はしっかり抜かりなく!


他にも校正や修正モレについて書いたコラムがありますので
コチラも是非ご覧ください。

東美コラム
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記事を書いた人

高橋原生営業
「飲食店様向け販促物」が得意分野です。
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