TOUBI‘sEYE 03 視認性

視認性が高いカタログは、読者に対して商品情報をわかりやすく伝えます。

商品の理解度を高め、興味を引き、効果の出る見やすいカタログデザインの

3つの基本を紹介します。

コンセプトにあう色を上手く配置して見やすいカタログに

カタログは、商品画像を掲載するためカラーで出来ている場合が多いですが、カラフルにしても情報過多になり伝えたい情報がうまく伝える事が出来ません。視認性をあげるには、まず明度差をつける。同系色を避け、目的やターゲットに与えたい印象に合わせた配色を使います。配色の黄金比率は、ベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5% と言われています。使用する色の数が多くなると統一感のない印象を与えてしまうため3~4色におさえた方がよいでしょう。

カタログ・パンフレットのカラーによる印象の違いや配色のポイント https://catalog.toubi.co.jp/20211118-3168/

見やすいカタログは余白を効果的に使うことがポイント

見やすいカタログを作成するためには、余白を効果的に使うことが重要になってきます。余白は情報の干渉を和らげ、優先度の強調にも役立ちます。さらに、余白を使うことによって、情報の関連性、所属がわかりやすくなり、内容が理解しやすくなります。余白を十分に作ることは、文字だらけの状態を避けることに繋がります。
ポイントとしてはどの枠に対しても余白をとることです。
文章の間だけでなく見出しの背景などにも余白をつくります。ただし、余白を取りすぎるのも良くありません。余白を上手に使って見やすいカタログを作りましょう。

ターゲットにあったフォントを使おう

フォントを効果的に用いる場合、複数の種類を用いることはよくありますが、種類を増やしすぎないことが重要です。さまざまなフォントを使ってしまうと、紙面の統一性が欠け見にくいカタログになってしまいます。タイトルや見出し、注目してほしい部分だけフォントサイズを大きくすることでメリハリが付き見やすくなります。

カタログでよく使われるフォントとしては以下の4種が挙げられます。

・明朝体・ゴシック体・筆書体・手書き風書体

この中で特にオーソドックスだといえるのは、明朝体とゴシック体でしょう。
可読性・判読性に優れる点、またひと口に明朝体・ゴシック体といっても更にさまざまな種類がある点が、このフォントの魅力だと思います。

まとめ

人はカタログやパンフレットを見た時に、数秒で内容を見るかどうかを判断すると言われています。つまり、一瞬で何についてのカタログかわからなければ、カタログを見てもらえません。見やすい配色やフォントに気を遣うだけで雰囲気が変わります。カタログ制作で視認性をアップするには、とにかく差をつける事を意識してみてください。

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記事を書いた人

大好睦博
大好睦博
営業部
業界歴37年の経験を活かし、デザインから印刷までトータルサポート。
印刷物を通し、お客様の環境に配慮した製品づくりも提案しています。