TOUBI’s EYE 05「安全性」

営業部の長妻(人情派)です。
お客様のご要望に沿った提案を第一に、デザイン制作だけでも年間100件以上のお仕事をさせていただいております。

また、デザイン以外にも、

  • 製版業務
  • 印刷業務

があります。

業務内容は違っても会社として気をつけていることは【ミスを未然に防ぐ】です。
このコラムではカタログ制作の工程で、どのようなミスを未然に防いでいるかをご説明いたします。

会社全体でミスを未然に防ぐ

検査体制の基本として、2名で検査することにしています。
①作業者による自己検査、②作業者以外の検査 です。
②の検査でミスが見つかったときに、ミスの集計表に報告するようになっています。

その報告をもとに、各部門長が集まり月2回「ミス事故ミーティング」を開き、対策や新しいルールや運用について話し合って、ミスの再発防止に努めています。

ミーティングで決まったことは、各部門長から課員に伝達され周知をしています。

営業部でミスを未然に防ぐ

営業としては、お客様との打ち合わせが重要になってきます。

  • 誰に向けたカタログ、パンフレットなのか
  • どのようなデザインを希望されているのか
  • どのような役割で使いたいのか
  • いつごろまでに必要なのか
  • 商談で使うのか、発送するのか

など、いろいろなことを事前に伺って、表面化していない問題点などをヒアリングし、解決しながらよりいいものを作れるように心がけています。
それらをデザイナーに伝えることで、お客様のご要望に沿ったカタログ、パンフレットを制作していくことができるようになります。

また、できるだけデザイナーも打ち合わせの場に同席し、
お客様と直接話をすることでちょっとしたニュアンスを拾いながらデザインに反映できるような体制を整えています。

デザインでミスを未然に防ぐ

原稿の内容が反映されていない、文字入力で打ち損じがあったなどがありますが、それらは、先述の会社全体のミスを未然に防ぐ活動で抑えています。

「デザインでミス」ということとは少し違うかもしれませんが、打ち合わせで得た情報の解釈が、お客様の想いと違った方向のデザインになることは良くない考えています。

先述で営業が打ち合わせするとお伝えしましたが、デザインに関する打ち合わせには、可能な限りデザイナーも同席し、直接お客様からお話を伺うことで、できあがりのイメージの齟齬を防いでいます。
デザイナーがその場でご提案できることもあり、打ち合わせの内容をグッと前進させます。

また、できあがったデザインを別のデザイナーとも共有し、自分以外の視点での意見も取り入れています。話し合うことで、新しい発見がありより良いデザインに仕上げていきます。

製版でミスを未然に防ぐ

「製版」というと印刷業界以外の方々には、耳馴染みが薄いかと思いますが、デザインしたデータを印刷用に加工する作業を行います。

  • フォントが不足していないか
  • 画像データのリンクは外れていないか
  • CMYKデータになっているか
  • 塗り足しまでデザインされているか
  • トンボは正しく付いているか
  • PDF入稿のとき、印刷用PDFになっているか

などなど、デザインデータをチェックする項目がたくさんあります。

お客様が作ったデータを印刷だけご発注いただいたときには、さきほどのチェック項目を含め、データを確認したうえで進めていきます。もしも、印刷に適さない内容があった場合は、事前にご連絡をして、修正をしていただくかこちらで対応させていただきます。

また、デジタル検査機を用いて、2回目以降の修正に対して、指定外の変化が起きていないかチェックできる仕組みを取り入れています。
一度お客様で確認いただいたあと、データを再入稿いただいたときに、デジタル検査を通して、1回目のデータとの違いを確認できるようにしています。

修正が行われたところが色濃く表示されるので、修正が行われたところはもちろん、意図しないところの変化を見つけることができます。
当然、自分たちの作業チェックにもなるので、なくてはならない仕組みの一つです。

印刷でミスを未然に防ぐ

印刷に入る前に確認しておかなければならないのは、お客様の要望する印刷物はどのようなカタログ、パンフレットなのか、です。

納品したときに「思っていたのと違う…」ということが起こらないように、打ち合わせでもお話を詰めていきますが、過去の制作物を見ていただいたり、白紙でサンプルを作成して、できあがりのイメージを共有するようにしています。

カタログ、パンフレットの使用用途によっては、紙質や厚さ、重さを気をつけなければなりません。

  • 申込用紙と兼用であれば記入しやすい紙質に
  • ハガキとして郵送してもらうのであればハガキに近い厚さに
  • DMで発送するのであれば、発送費に合った重さになるように

など、事前に確認しておくことで、最適なご提案ができ、できあがってからのトラブルを防ぐことができます。

さいごに

ご紹介したように、お客様とのやり取りを重ね、ミスを未然に防ぎながら、ご満足いただけるカタログ、パンフレットをご提供していきます。
デザインや印刷のことで上手く行っていない、改善できないかなというお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
人とのつながりを大事にする、人情派の長妻がすぐに駆けつけます。

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記事を書いた人

長妻民康
長妻民康
東美の専務兼人情派営業の第一人者。
お客様との人間関係を重視したお付き合いを大事にします。
難しい案件でも社内体制を整えてスムーズな流れを作ってお客様に安心してもらえます。
記憶力には自信があります。