知ってましたか?デザイナーが撮影までにしてること

カタログパンフレットを制作するために、撮影の依頼をいただくことがあります。みなさんはデザイナーが撮影日までに何をしているのか疑問に思ったりしませんか。カメラマンに頼んでお任せで撮影してもらっているんじゃないの?と思っている方も多いはず。
実はデザイナーは撮影までにいろいろな準備をしているんです!

今回はデザイナーが撮影までにしている段取りを簡単にご紹介します。

1.全体のデザインに合わせた写真の雰囲気(イメージ)を決める

まずはカタログパンフレットの全体のデザイン決めます。その後にお客様の要望にあわせた写真のイメージを決めていきます。
抽象的な表現になりますが、
日差しが強いイメージ、暖かいイメージ、夜のイメージ、朝のイメージ、など色々あります。

(例えば)

朝は明るい日差しのイメージ

夜は室内の暗めのイメージ

朝のイメージ→明るい日差し
夜のイメージ→暗い室内の雰囲気

カタログパンフレット全体のデザインのまとめ方コラムはこちらを参照ください。

2.次は実際に撮影する商品の「撮影ラフ」を作成

撮影イメージが決まったら、「撮影ラフ」を作成します。
ラフは手書きだったり、画像素材を利用して撮影ラフを作成します。
ここでカメラのアングルや撮影に必要な小道具を書き込み、決めていきます。
今回はステーキの撮影をしましょう。

今回の希望は
・カメラアングルは真上(俯瞰)
・肉をジューシーに見えるように
・夜のテーブルイメージ

さあ、撮影ラフ完成したら撮影スタッフと打ち合わせです!

フードコーディネーターさんにはお皿やテーブルクロスのイメージを伝えお肉の付け合わせの食材などを説明します。カメラマンさんには、アングルやこんなライティングにしたい!など、要望を説明します。

3.これで準備完了。本番は何をする?

撮影日には撮影ラフを元にカメラマンやスタイリストさんがセッティングをしていきます。
デザイナーは構図や撮影イメージが合っているかどうか、現場で確かめながら指示をしていきます。
実際に撮影してみると事前に作った撮影ラフとは違う時もあります。
そんな時はカメラマンと相談しながらイメージに近いものを撮影します。

撮影ラフを元に撮影したものがこちら!
イメージ通りに撮影ができました。

撮影画像
手書きラフ

撮影のあとは画像の色調整をします。
実物に色を合わせつつ美味しそうにツヤを出したりします。
素敵な写真やおいしそうな写真だと、見る人のイメージが膨らんでその商品の売り上げにもつながります。

撮影してカタログパンフレットのリニューアルをしたい!
という方はぜひご相談ください。

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