TOUBI’s EYE 01「目標と対象」 目標と対象(ターゲット)の選択がカタログ制作の鍵!

目標の重要性

カタログ制作のスタート地点として、明確な目標の設定は大事になります。
目標を作ることはカタログ作成の意味を明確にし、プロジェクトの方向性もブレずに進めることができます。

目標設定のプロセスとその重要性についてお伝えします。

  • カタログ制作プロジェクトの目的を明確にしましょう。
  • 何を達成したいのか、何を伝えたいのかを明確にしましょう。
  • 一般的な目標ではなく、具体的で測定可能な目標を立てましょう。

例えば、「カタログを通じて新製品の販売を前年比20%増加させる」といった目標です。
目標の達成期限を設定しいつまでに目標を達成するのかを決めましょう。

対象(ターゲット)

カタログは特定のターゲットを惹きつけるために作成されます。
カタログ制作において重要な役割を果たす異なる対象(ターゲット)に焦点を当てます。
高齢者向け、直販用と卸用のカタログがどのように異なるのか、そしてそれぞれに適したアプローチについてお伝えします。

高齢者向けのカタログ

商品やサービスをシニア市場にアピールするためにどのようにカスタマイズされるべきかについて詳しくお伝えします。ニーズと好みに合わせたデザイン、コンテンツはもちろんですが、大きな文字と明瞭な画像で見やすくすることが重要です。

高齢者の多くは視力に課題を抱えているため、大きな文字と明瞭な画像が商品選択に必要です。
文字が読みやすく、商品の詳細が視覚的に理解しやすいカタログが好まれます。

カタログに記載される情報は簡潔でわかりやすい必要があります。
商品の特徴や価格、利用方法などが明確に示されていると、迷わずに選択できます。
また、予算を考慮しながら商品を選ぶため価格が明確に表示され、商品の品質や利用価値が伝えられていると、決定がしやすくなります。

そして信頼性と品質を重視しますので商品に対する信頼性の高い評判やレビュー、品質保証が記載されていると、安心して購入しやすくなります。
商品が高齢者にとって使いやすさに優れているかどうかも重要です。

例えば、簡単な操作で商品を使用できるか、持ち運びが容易かどうか、購入後の体験を想像してもらえるようなイメージ写真を多く入れてみるなど。

高齢者向けのカタログデザインや商品説明にこれらの要素を組み込むことは、商品を選びやすくし、満足度を高めるのに役立ちます。

直販用と卸用カタログ

直販用と卸用のカタログは、異なる販売先向けに異なるアプローチが必要です。
この部分では、直販と卸売市場へのカタログ制作の違いに焦点を当て、それぞれの市場での成功を追求する方法をお伝えします。
直販市場と卸売市場は異なるターゲットオーディエンスを持っています。

一方、卸売市場では他の事業や小売業者が顧客であり、大量の商品を購入します。
したがって、カタログの内容やメッセージは、対象オーディエンスに合わせて調整する必要があります。
直販市場では一般の消費者が対象であり、商品を個人単位で購入します。

直販向けのカタログは商品の魅力や特長を強調し、価格競争力を示すことが重要です。
一般的に小売価格を採用し、セールやプロモーションなどで個人顧客を引きつけます。

また商品の魅力を伝え、購買意欲を喚起するコンテンツとビジュアルデザインに焦点を当てることが一般的です。商品の詳細や利点を魅力的に表現し、購入プロセスを簡素化するための情報を提供することが重要です。

一方、卸売市場向けのカタログは商品の利用方法、包装オプション、最低注文数量などのビジネス関連情報を強調することが大事になります。

卸売市場では価格設定が単価や数量に基づいて変動し、大量購入が割引となることが一般的です。
カタログにはこれらの価格設定と割引ポリシーを明確に示す必要があります。

卸売市場向けのカタログでは、数量割引やバンドルオファーなどの取引条件も記載する。
これらの違いを考慮し、ターゲット市場に合わせてカタログを制作することが必要です。

まとめ

カタログ制作に関してこれらのポイントを考慮して、目標と対象(ターゲット)や市場やテクノロジーの進化に合わせたカタログ制作が販売戦略成功の鍵となります。

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記事を書いた人

半谷敏也
半谷敏也
営業部所属
印刷製版業35年の経験を活かして
お客様のお困りごとを少しでも解決すること
そして喜ぶ顔を見るために日々奮闘しています。