印刷・デザイン制作会社の
テレワークとは?
~導入編~

導入の課題

コロナウイルスの感染拡大防止対策で、テレワークは急務です。
しかし、当社は印刷物をメインに取り扱っておりますので、オンデマンド印刷機・大判インクジェットプリンタ・CTP出力機など、会社の設備を使わなければなりません。
また、お客様から預かった原稿の取り扱いや作業データの外部とのやり取り、使用しているソフトウェアのライセンス問題など、テレワークの導入への課題は山積しています。

そのような状況で、当社でどのようにテレワークが導入できるかを検討していきました。

まずはできる部門から

テレワーク導入において課題の多い当社のなかで、比較的テレワークが導入しやすいのがデザイン制作部です。
パソコンがあれば作業が完了できますし、お客様とのやり取りもメールと電話で対応が可能です。
課題は、社内のデータを外部からでも操作できるようにすることでした。

■作業用のパソコンはどうするか

当社では、今デザイナーが社内で使っているiMacを、営業車でデザイナー宅へ運ぶことで会社と同じ環境で作業できるようにしました。
新たにパソコンを購入する必要がないだけでなく、制作ソフトやフォントのライセンスもそのまま使えます。

■社内ネットワークにはVPNで接続

当社はルーターに富士ゼロックス社の「beat」を設置しています。
専用のアプリケーションを使うことで、VPNで社内のネットワークに入ることができました。


※VPNとは・・・インターネット上に専用装置と専用ソフトウェアで仮想の専用線を作って通信する方式で、セキュリティに優れています

■CIERTOも有効活用

お客様のパソコンにアプリが入っていなくてもプレビューが確認いただけます。
Office系の原稿、資料はもちろん、Adobe系の制作ソフトにも対応しています。


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他部門は時短&マルチ業務

DTP部とスキャナ部は、出力機やスキャナ、専用モニターを使用すること、加えて預かりの原稿を見ながらの作業になるためテレワークが難しいです。
そのため出社時間を短くし、交代で出社する体制にしました。
また、マルチ業務を行うことで、部門間を越えてフォローし合い、少ない人数でも、仕事を止めることなく進行して行きます。

・DTP部 ✕ スキャナ部
DTP部は、色調補正ができるように。スキャナは製版ができるようにする。

・営業部 ✕ 生産管理部
営業部は検査やCTPの出力ができるようにする。

さいごに

日々状況は変わっておりますが、テレワークを推進して対応いたします。
感染拡大を防ぎつつ、お客様にご迷惑をおかけしないよう努めて参りますので、
引き続きよろしくお願いいたします。

次回は、実際にテレワークを行っている社員の様子についてお伝えしたいと思います。

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記事を書いた人

一木大輔
一木大輔
カタログ・パンフレットの業務全般に精通し、グラフィックデザイン、ウェブデザイン、DTP、スキャナーの経験があります。
データに関する相談にも対応可能です。
お客様が困っているときは、その場でオペレーションを行い、スムーズな解決をサポートします。
幅広いスキルを活かして、お客様のニーズに最適なご提案をいたします。