創業120年以上の歴史を持ち、「アラビックヤマト」など、のりをはじめとする文具やホビー商品の製造・販売と、工業用粘着テープや工業材料の加工・製造・販売を行っておられるヤマト株式会社様。

このたび総合カタログと公式ウェブサイトのリニューアルにあたり東美にご依頼いただきましたので、制作に携わった運用メンバーの方々（村上様、関口様、石黒様、中筋様）にお話を伺いました。

総合カタログについて

内製から専門業者へ移行したキッカケ

弊社では制作物は基本的に内製しているのですが、他の業務との兼任ということもあり、特に総合カタログについては時間が十分にとれないため作り込めず、改版時も問題点が解決しないままでした。
改善のために制作ソフトをIllustratorからInDesignに変更するなど頑張ってみたのですが、社内にノウハウがなくカタログ制作にばかり時間を割くこともできないので、カタログ専門業者に頼みたいと考えました。

将来を見越してカタログとウェブができるところへ

総合カタログを外部の業者に依頼することを考えた時、将来的にウェブサイトの連携をしたいという考えがありましたので、カタログとウェブの両方ができるところを探していました。
そのなかで東美さんを見つけたのですが、実は総合カタログの担当者が以前にいた制作会社で東美さんに製版を依頼した経験があり、製版に関して信頼できる会社だと言うことを知っていたんです。
そのこともあり、ネット印刷で不満だった色についても安心して任せられると思いました。

カタログ専門デザイナーならではの視点で見やすく、色にも満足

ふわっとしたアイデアがちゃんとした形になるだけでなく、実際にお客様が見た時にどうなのかというところまで考えていただいて、とても見やすいものができました。
また、たびたびの修正にもしっかり対応していただけました。

実は最初に制作をご依頼した際、コストを下げるために印刷だけはネット印刷を利用したのですが、やはり色に満足ができず、2回目からは東美さん経由で印刷して満足する色になりました。

当初は2年に1度の総合カタログのみをお願いする予定でしたが、間の年に出す別冊もお願いすることになりました。

カタログ制作専門ならではの目線と色へのこだわり

ウェブサイトについて

柔軟性に欠け、運用が属人的になっていた旧サイト

以前のウェブサイトは、既存のパッケージCMSを弊社の要望に沿うようアレンジされたシステムでした。システム採用にあたって、当時はWEB運用管理の知識がない社員でも扱いやすいシステムである点を評価し、カスタマイズの自由度が高くないことには問題を感じていませんでした。しかし公開後、より見やすく使いやすいサイトを目指して調整や修正が必要となった際、大きなカスタマイズではないのに対応できなかったり、修正費用が非常に高くなってしまうことがありました。そういった柔軟性に欠けるCMSにだんだん違和感を感じるようになりました。

具体的には、見せたい商品が埋もれてしまう、お客様が見たい商品にたどり着けない、トップページからの導線が悪い、新商品やニュースのページに画像が入れられず購入に至らないなどの問題がありました。
システムで出来ないことを解決しようと、フィールド内に無理やりHTMLを書いたりしていたために、属人的な運用になってしまい引継ぎも難しいという状況でした。

公開後のサポートとWordPressの専門家に対する安心感

先ほど『カタログを外部に依頼する際にカタログとウェブの両方ができるところと考えていた』とお話しいたしましたが、実はカタログ制作の後でウェブ制作は仕切り直しとなってしまい、予算の関係もあって再度業者を探すことになったんです。

制作時はもちろん運用開始後のフォローも懸念点でしたので、公開後もCMSからサーバーのことまでしっかりサポートしてくれるという東美さんに依頼することになりました。
また、ディレクターの川井さんのWordCamp Tokyo 2023（WordPressの公式カンファレンス）での登壇やプロフィールなどを見て、WordPressの専門家として知識が豊富で安心して任せられると考えたことも大きかったんです。実は趣味などパーソナルな部分が気に入って推したメンバーもおりました。

WordPress公式イベントにて、メンテナンスについてのお話をさせていただきました

細かく丁寧な進行で社内で制作しているようなサポート感

ウェブの知見が乏しい担当者からの質問にも丁寧に答えていただき、細かく確認しながら進められましたので、ストレスを感じず安心して制作が進められました。
制作中は週1回の定例ミーティングもありましたし、チャットで連絡するとすぐに反応があるので、東美さんが社内にいるようなサポート感がとても良かったと思っています。

サイトオープン（サーバー・ドメイン移転）の際はシステム担当と密に連絡を取って、公開後に見つかった細かい懸念点も迅速に対応していただけました。

ニュースや新商品が一目でわかる希望をかなえたサイトに

はい、ニュースや新商品が一目でわかる、希望をかなえたサイトになりました。
一番見せたい新商品がしっかり目立つようになりましたし、検索窓の工夫で商品が探しやすくなりました。

伝えたいことが一目でわかり、運用の自由度が高いウェブサイト

運用メンバーはAdobeのグラフィックソフトを使用していることから、以前のウェブサイトでは微妙な調整ができないことに戸惑いがあったのですが、WordPressのブロックテーマで構築されたサイトは自由度が高く、社内で出た要望に運用メンバーで対応できるようになりました。
触っていて面白いので、つい、いろいろ試してみたりしています。
特に、サイト全体で運用方法が統一されているので、例えばニュースのところで覚えた知識が商品ページで応用できたりするのがとても良いと感じています。

公開後に出た改善や要望にもすぐに対応していただけますし、今でも週1回の定例ミーティングを行っていただいているのが運用メンバーのモチベーションにつながっていて、東美さんにしてよかったと思っています。

将来的な展開にもアドバイスを期待

ウェブサイトへのアクセス増加を目指したいと考えています。

将来的にはECサイトへの移行も考えていますので、その際には社内から出るコンテンツや見せ方の要望について、設計上のアドバイスや運用上の知見を教えていただきたいです。

記事を書いた人

川井昌彦

シニアディレクター
1990年代からWEB制作を始め、現在でも最新の技術に触れるため勉強会に積極的に足を運んでいる
WEB案件の見積・デザイン・コーディング・保守まですべての工程を手掛けることができ、公開後の運用を見越したディレクションには定評がある
DTPの経験も長く、InDesignとWEBの連携も得意
WordPress公式カンファレンス・Meetup などでの登壇経験多数
黒柴犬とシロハラインコのパパ

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