紙のカタログに留まらない!
クロスメディアで可能性を広げる
カタログデザイン制作を行う当社「カタプラ」には、紙のカタログをWebサイトにも掲載したい、またはWebカタログを作りたいというご相談が増えています。今回は、Webカタログの有効性と、カタプラだからこそできる提案や強みについてご紹介します。
Webカタログとは?
Webカタログは、Webサイト上で閲覧できるカタログです。その種類や特徴は多岐にわたります。単に画面上でカタログ内容を表示するものから、ズームや検索機能を備えたもの、動画・音声の再生や商品購入ができるものまで様々です。
Webカタログの特長
1.迅速な情報提供
Webカタログは、顧客が欲しいと思った瞬間に情報を提供できます。これにより営業チャンスを逃しません。
2.最新情報の提供
新商品の追加、価格変更、仕様変更などが生じた際、Webカタログはサーバーに置いたデータを更新するだけで、即時に最新情報を顧客に提供できます。紙のカタログは印刷・配送が必要になるため、通常は次の改版まで最新情報を提供することができません。
3.インタラクティブな要素
動画や音声の再生、関連情報へのリンクなど、紙のカタログにはない豊富な機能を提供できます。
4.検索や比較の容易さ
Webカタログはキーワード検索機能やフセン機能を使うことで、顧客が商品の検索や比較を効率的に行うことができます。
5.分析や追跡ができる
Webカタログはアクセス解析ツールと併用することで、アクセス解析やユーザーの行動追跡を行うことができます。
6.コスト削減
紙のカタログは、1冊ごとに紙代、印刷代、配送代がかかります。Webカタログはサーバーを用意すればインターネット上で閲覧できるため、コストを大きく削減できます。
カタログの種類は主に3つ
Webカタログには3つ種類があります。
1.PDF
もっとも手軽にWebカタログを掲載する方法は、紙のカタログをPDF化してWebページに埋め込む方法です。
紙のカタログは通常DTPソフトで制作されていますので、書き出し機能を使用してPDFを作成できます。
次に、作成されたPDFをウェブサーバーにアップロードし、ウェブページにPDFファイルへのリンクを作成します。
ウェブブラウザでリンクをクリックすると、ブラウザ上でPDFを閲覧することができます。
PDFはページ内にリンクを設定することもできますので、動画・音声ファイルへのリンクや関連情報が掲載されているWebページへのリンクが設定できます。
WordPressなどのCMSにはPDFをWebページ内に埋め込む機能があり、これを使用するとCMSのページ上でPDFを閲覧できます。
2.デジタルブック
デジタルブックとは、ウェブ上で紙のカタログを見るようにWebカタログを見ることができるもののことです。
デジタルブック作成ツールを使用して、PDFやDTPソフトのデータから、デジタルブックを作成します。
画面操作であたかも紙をめくるように読み進めることができ、デジタルの良さを生かしてズーム表示、キーワード検索、フセン機能を持っています。
デジタルブック内で動画や音声を再生できるものもあります。
デジタルブックの作成には専用ツールが必要ですが、作成代行サービスを使って比較的安価に作成することもできます。
3.Webサイト形式
紙のカタログとは別に、Webページの形で商品情報を掲載します。
Webページは紙のカタログのように紙面の大きさの制限がないため、多くの情報を記載できます。
動画・音声・3Dモデルなど高度なインタラクティブ要素を組み込んだり、関連ページとの相互リンクを行うことができ、ECサイトと連携してオンライン販売に結びつけることもできます。
スマートフォンへの最適化も可能です。
他と異なり紙のカタログとは別に制作する必要がありますが、CSVなどを介してDTPデータとの連携が可能です。
データベースやDAMを中心において、紙のカタログとWebサイトのデータを連携する仕組みもあります。
一度作成してしまえば、他に比べて最新情報への更新が容易ですぐに反映することができます。
デジタルブック | Webサイト | ||
---|---|---|---|
作成の手軽さ | DTPソフトから書き出せる 制作会社が慣れていれば簡単 | デジタルブック作成業者に依頼 PDFがあれば簡単 (PDFが必要) | ウェブ制作会社に依頼する必要がある |
作成費用・期間 | もっとも安価 即日対応可能 | PDF作成+デジタルブック費用となる 標準的な機能であれば安価 PDFを入稿してから数日~ | 規模にもよるが、50万円~ 制作期間は3か月~ |
メディア (動画・音声) | 動画や音声へのリンクが可能 | 埋め込みができるものもある | ページ内にプレイヤーを埋め込んで再生可能 |
検索 | 閲覧ソフトによる | 可能 | 可能 |
フセン | 閲覧ソフトによる | 可能 | お気に入り機能を追加する (追加費用が発生することがある) |
情報の更新 | DTPデータからの修正が必要 次回の改版まで更新できない | DTPデータからの修正が必要 次回の改版まで更新できない | 随時可能 |
モバイル対応 | スマートフォンでは見づらい | スマートフォンでは見づらい | スマートフォンで見やすく製作可能 |
その他 | 特殊なアプリ無しで閲覧できる | ページめくりなど、実際の本をめくっている効果が楽しめる |
カタプラだからできるWebカタログの強み
1.一貫した高品質な制作
カタプラでは、紙のカタログからWebカタログまでを一貫して制作することで、費用と工数を削減し統一感のあるデザインを提供します。
2.最新技術の活用
Webサイトとしてのカタログ制作では、紙とWebの両方に詳しいディレクターがディレクションを行い、インタラクティブな要素を効果的に取り入れます。
3.顧客のニーズに応える提案力
紙のカタログの持つ「質感」や「視覚的魅力」と、Webカタログの「利便性」や「コスト削減」を高い次元で両立させ、顧客のニーズに最適なソリューションを提案します。
カタプラのWebカタログ制作のメリット
他社でカタログを制作する場合、紙のカタログを作成した後でWebカタログの作成を行うのが一般的です。
Webカタログを考慮せずに紙のカタログを作成すると、Webカタログを作成した際に十分に機能を活かすことができなかったり、Webカタログ用に修正が必要になります。
- ページごとにバラバラのデータになっていて、統合が必要
- 印刷用のレイアウトになっていて、ページサイズの切り出しやページ順の修正が必要(検討合わせ用のトンボが入っている、裏表紙が先頭にあるなど)
- 見出しや図版がテキストでなく画像になっていて、キーワード検索できない
Webカタログの知識が不十分であったり古い知識で制作を行っている制作会社で紙のカタログを制作した場合や、Word・PowerPointなど本来カタログ制作ツールでないアプリで制作すると、上記のような問題がよくおこります。
東美では紙のカタログからWebカタログまで正しい知識を持ったスタッフが制作を行いますので、一貫して高いレベルでの制作を行うことができます。
また、Webサイトで商品ページを制作する場合は、紙とWeb両方に詳しいディレクターがディレクションを行い、紙のカタログのデザイナーがWebサイトのデザインに関わることで、全体に統一性をもたせることができます。
紙のカタログとWebカタログ両方の長所を活かすことが重要
Webカタログは利便性が高くコストを抑えることができますが、紙のカタログには「手元においてすぐに見ることができる」「紙の質感や製本の工夫で顧客の五感に訴えることができる」「色調や素材感などをより良く再現できる」といった物理メディアならではの特長があります。
より広く早く拡散させるためにWebカタログを使い、紙のカタログで品質や温かみを伝えるといった、それぞれの長所を使い分けた活用を行うことが、御社の製品の魅力をより良く顧客に伝えることになります。
東美は紙のカタログの良さとWebカタログの良さを高い次元で両立させて制作することができます。
ぜひ、お問い合わせください。