商品画像で購買意欲アップ!魅せる写真のポイントとは
カタログやパンフレットは、商品の魅力を伝えるための重要なツールです。特に商品画像は購買意欲に大きく影響します。実際に触って感じる「手触り」、自分の目でみて判断する「色・雰囲気」をカタログ・パンフレットから伝えるには、できる限り実物に近い状態の写真が必要不可欠です。ここでは、撮影で大切なポイントと撮影後の画像処理に関してカタプラが実施していることをご紹介します。
ブツ撮り(物撮り)
「物撮り」は商品撮影のことで、プロダクトカットとイメージカットの2種類があります。
1.プロダクトカット
商品を忠実に再現し、その「色・形・質感」を正しく伝えるための撮影方法です。商品単体で撮影し、背景は白にすることが多いです。
2.イメージカット
イメージカットとは「商品をよりスタイリッシュに表現する」ことを目的とした撮影方法です。購入したときにどんなことができるのか、日常を豊かにしてくれるのかをイメージさせるなど、ブランディングの部分から表現することができます。
イメージカットのアイデアとしては、
- ライフスタイルを伝える
- モデルを通して使用感を伝える
- スケール・サイズ感を伝える
という方法があります。
ライフスタイル:日常で使用する場面を想像させる
かっこよさや便利さがわかるような写真で購買欲にアピールします。
モデルカット:人物を入れることでより使用イメージを伝える
実際に使っているイメージを伝えることができます
スケールカット:商品のサイズ感を伝える
比較するものと一緒に撮影し、どのくらいの大きさなのかをわかりやすく伝えます
照明(ライティング)
商品を魅力的に見せるためには、照明は非常に重要です。ターゲットと紙面のデザインイメージから照明の当て方を変え、商品の魅力を引き出します。
こちらは「かっこよさ」を打ち出したイメージカットです。全体的に影を濃くしたり、コントラストを強めにして、メリハリのある見せ方で落ち着いた雰囲気を表現しています。
こちらは全体的に明るく、自然光の中で撮影したようなイメージカットです。スペースに抜け感を作り、商品に合わせてふんわりと優しい雰囲気で全体のイメージを作っています。
角度(アングル)
商品の特徴をよりわかりやすくするためにはアングルも大切なポイントです。
- ボリュームのあるものは横からの目線
- 商品全体を見せるなら俯瞰
のように使い分けて撮影します。商品の魅力が一番伝わる角度を探すことが重要です。
1.斜め目線
全体を見せるアングルで、ボリュームや高さがわかりやすくなります。商品をわかりやすく説明するのに適したアングルです。
2.俯瞰
真上から写すことで「なんだろう?」と目を惹く、インパクトのあるアングルです。商品をしっかり説明するというよりは、オシャレな雰囲気で撮影する方法です。
3.真横
商品のボリュームや高さを強調するときに使われるアングルです。全体的に迫力のある写真にもなり、1つのポイントに目線を集めることができます。
フォトレタッチ
撮影した画像データは弊社のスキャナー部署にてさまざまな調整を行います。
1.色調補正
色調補正をし印刷に適した色に整えます。CMYKへの変換はもちろん、肌色を健康色にしたり、食品のシズル感を出したり、生地の素材感を出したりして現物と同じような色味に調整します。
ときには現物をお預かりして色合わせを行うこともあります。黒系の色のディテールを出したり、色の潰れを無くすなど非常に難易度の高い色調補正も行います。
2.変形、合成、消去、フィルタ処理
変形、合成、消去、フィルタ処理で行うこととしては、
- 画像内にある不要なものを消去
- 画像内にあるものを増やす合成処理
- フィルタ処理で質感を変えたり形状を変える
このような加工を必要に応じて行います。切り抜きで影イキの処理では、違和感のない切り抜きと画像内の影を生かした綺麗なモノクロの影をつくり、商品を自然な感じで表現します。モノクロの影にすることで、印刷時に色のバラツキを抑えることができます。
カタプラのフォトレタッチは、デジタル画像を熟知したプロの技術者達が、お客様の望む色と形を丁寧にお作りします。
最後に
効果的な商品画像の撮影は、
- 適切なライティング
- 背景選び
- アングル
- 編集
このようなことが重要です。当社はこれらのポイントを押さえたカタログやパンフレット制作を得意としています。またカタログ・パンフレットの商品画像で、色についてのお悩みも解決が可能です。ご依頼、ご相談などございましたらお気軽にお問い合わせください。